2026年3月14日土曜日

「170円の約束」はどこへ?――ガソリン代と、私たちの“一票”の賞味期限

 最近、ガソリンスタンドの電光掲示板を見るのが怖くなりませんか?

数日前まで「高いな」と思っていた数字が、今日行ってみたらさらに跳ね上がっている。レギュラー180円、190円……。

ホルムズ海峡が封鎖されたというニュースを聞けば、世界情勢の影響だと言われればそれまでかもしれません。でも、私たちの心に引っかかっているのは、それだけじゃないはずです。

aiにこんな事調べてもらいました

ガソリン価格上昇率ランキング(2026年3月中旬時点)

国名 上昇率(推定) 特記事項

カンボジア 約68% 3月11日時点で1.11ドルから1.32ドルへ急騰。アジアで最大の上げ幅を記録

ベトナム 約50% 輸入依存度が高く、供給不安から価格が1.5倍近くに上昇

ナイジェリア 約35% アフリカ最大の産油国ながら、精製能力の不足から輸入品が高騰

ラオス 約33% 内陸国特有の物流コスト増も重なり、深刻な燃料不足が発生

インド 約30% 輸入の過半を同海峡経由に依存。生活費高騰で週4日勤務制限などの影響も

カナダ 約28% 北米市場の連動と、産油国ながら精製・流通網の混乱により上昇

アメリカ 約17?20% ガロン当たり約0.5ドルの上昇。カリフォルニア州など一部で5ドルを突破

オーストラリア 約18% アジア市場の価格変動に敏感に反応

日本 約5~10%※ 3月9日時点で全国平均161.8円(前週比+3.3円)。補助金と備蓄放出により激変を抑制中

ギリシャ 約5.08% 政府が利益率の制限や罰則を導入し、便乗値上げを厳しく抑制

※日本の注釈:店頭価格自体は政府の抑制策により急騰が抑えられていますが、輸入原価ベースでは原油価格が1バレル12

「あの選挙前の威勢の良さは、一体どこへ行ったんだろう?」

そう、衆議院議員選挙のとき。

どの候補者も、どの政党も、「ガソリン値下げ!」「生活を守る!」と声を枯らして訴えていましたよね。まるで当選さえすれば、すぐにでも魔法のように価格が下がるかのような勢いでした。

ところが、いざ現政権が勝利し、予算が通って、政治の舞台が「日常」に戻った途端、聞こえてくるのは「補助金には限界がある」「国際情勢が……」という言い訳ばかり。

確かに、一度にすべてを変えるのは難しい。それは分かっています。

でも、有権者が本当に望んでいたのは、「予算を通すこと」そのものではなく、その予算が「自分の財布と生活を本当に救ってくれる実感」だったはずです。

今の政府の動きを見ていると、なんだか「釣った魚に餌はやらない」と言わんばかりの冷ややかさを感じてしまいます。

選挙が終わった瞬間に、私たちの困窮した声は「数ある課題のひとつ」に格下げされてしまったのでしょうか。

「イケイケドンドン」で進む政策の裏で、置き去りにされる庶民の感覚。

ガソリン価格の乖離(かいり)は、そのまま「政治の言葉」と「私たちの実感」の距離そのものです。

このモヤモヤは、単なるわがままではありません。

約束を信じて一票を投じた側としての、正当な「不信」です。

次の給油のとき、私たちはまたあの掲示板を見上げます。その数字が下がるまで、私たちはこの「モヤモヤ」を忘れてはいけないのだと思います。

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